【レッドビーシュリンプとは】
元々は愛知県の鈴木氏(現在は有限会社シュリンプ栽培センターを経営)のもとで黒白のビーシュリンプの突然変異体として赤白のビーシュリンプが誕生し、鈴木氏がその赤白個体をブリードし世代を重ね色を固定化させたビーシュリンプの事です。
その後、鈴木氏が「CRS\クリスタルレッドシュリンプ」と言う名で商標登録した為、一般的には『レッドビーシュリンプ』の愛称で流通しています。


【原産国】
元となったビーシュリンプ自体は香港(中国)が原産ですが、赤白の個体が生まれ固定化させたのは日本国内である為、レッドビーシュリンプは国産となります。



抱卵体 【レッドビーシュリンプの生涯】
レッドビーシュリンプは孵化した時からほぼ親と同じような色が付いた状態で誕生します。
繁殖行動については、メスは生後3ヶ月程、オスは生後2.5ヶ月程で身体のサイズに関係なく繁殖が可能な状態になり、交尾ののち抱卵してから25日〜30日程で孵化となります。

抱卵周期は抱卵日から数えて40〜50日程で次の抱卵をむかえ、ほぼ周期的に抱卵するようです。
一度の抱卵で抱える卵の数は、初産の若い小さな母体で20個程、3cm程の母体ともなれば40〜50個と、母体のサイズに比例して抱卵数も増えてゆきます。

レッドビーシュリンプは通常共食いを行わない為、稚エビも親エビ達と同じ水槽で飼育する事が出来ます。
また、この後説明する各グレードごとに個体を選別して管理を行い、自分の好みに合った個体や更に上のグレード個体を作り上げていく事もBreedingの楽しみの一つです。

寿命は一般的に1年半程度と言ったところですが、水質や水温、餌の量、与える餌の種類のサイクル調整などで平均約2年と言うブリーダーの方もいるようです。これも飼育環境に大きく影響され、爆殖を狙い餌を多目に与え成長を速めるとその分寿命が短くなる傾向があるようです。


【グレード】
基本的には色の濃さが濃いものほど貴重とされます。
色が薄いC→B→A→S→SS→SSS色が濃い

※グレードの判断基準は、各ブリーダー個人の判断によりますので、一人一人微妙に異なります。

【模様の系統(バンドのタイプ)】
・バンド系(3バンド、4バンド)
・タイガーバンド
・Vバンド
・日の丸
・W日の丸
・モスラ系

※上から下の順で赤色部の面積が減り、白色部の面積が多くなるほど個体の価値が上がり、更に色の濃いグレードものほど付加価値は上がります。
 購入する場合は、バンドのタイプとグレードを自分の目で確かめ、納得出来る価格かを見極め判断しましょう。


【適応水質】
pH:4.5〜7.8 まで適応可能、理想は6.5前後の弱酸性
総硬度:2〜10 軟水が理想とされてますが、これ以上高い20位でも飼育可能、でも高過ぎには注意
水温:15〜27℃ 24〜25℃が理想、28℃超えたら注意、高温に弱く、30℃以上が数日続くと死に至る

※好気性バクテリアが十分繁殖し水質が安定していれば、理想値でなくとも飼育にはさほど問題はないようです。
 だだ、急激な温度変化や、pHの変化には敏感ですので、水換え時は水温の変化とバクテリアの減少に十分注意して行い、水合せの場合もpHショックを起こさせないように点滴法を使い、じっくり時間を掛ける事が重要です。

〜 補足 〜
適応水質については、私の経験と多くの情報をもとに数値を記載していますので、必ずしも絶対と言う事ではありません。
生体導入以降は、水質が理想値ではないからと言って、調整剤などで無理に理想値にしようとはせずに、エビ達の調子が良ければその水質を維持し、なるべく変化を与えずストレスを感じさせないことが大事だと考えます。


【餌について】
雑食性が強く、水槽内のコケはもちろん、人工飼料、ホウレン草等の植物系、赤虫といった動物系も好んで食します。
(ただし、コケ取り効果はあまり期待できません)

通常は、栄養のバランスが良いので市販の人工飼料を中心に与え、おやつに柔らかく茹でたホウレン草(無農薬)やタンポポなどを与え、色上げ効果や繁殖促進に赤虫等の動物系を与えます。植物系では、栄養価の高さからケールも注目されています。
ホウレン草や赤虫などは与えすぎると水質悪化にも繋がる為、食べ残しは取り除くようにして、週に一回程度与えるのが良いようです。

餌の量は、2時間程で食べきれる量が理想、食べきれずに余った餌は放っておくとアンモニア等の有害物質発生の原因にもなる為、必ず取り除いてください。
餌の頻度は、1日1回もしくは2日に1回程度、餌を与えても食べないような時は、しばらく餌を止める事も必要です。
(餌を与えなくとも水槽内のコケや、水草や流木など色んなものに付着したバクテリア等を食べるので餓死する事はほとんどありません)